「雑記ブログは稼げない」「特化ブログがおすすめ」という声をブログを続けている人なら耳にしたとがありませんか?
この記事では、雑記ブログから特化ブログに移行したい時にコストを掛けずにドメインを取得する「サブドメイン」について解説しています。
雑記ブログをサブドメインで特化ブログに変更する
ブログを運営していると最初に決めたテーマから逸れて色んなジャンルの記事を書きたくなることがあります。
関心ネタが沢山あることはいいことですが、ネタ切れの可能性もあります。
一つのテーマで書き続けているならそれは特化ブログですが、複数のテーマやジャンルを扱っているなら雑記ブログに該当します。
雑記ブログとは、例えば、「投資」に関する記事を中心に書いていたところ、途中から趣味の「音楽」や「料理」に関する記事も書き始め、カテゴリーでジャンル毎に分類して一つのサイトURLで複数のテーマを扱うことです。
記事数が多くなればなる程、自分のブログとしての資産性は高まりますが、その一方で読者には分かりづらいサイトとなっていきます。
もし特化ブログでサイトを構築していくなら、一つのテーマやジャンルに特化させた内容の記事だけ抜粋して絞っていきます。
本来はサイト設計の段階で何を書くか決めていくので、記事数も自ずと終わりが見えてきます。
しかし、雑記ブログは終わりが見えません。
今日は何をテーマに書こうか、明日はどうしようか、毎日テーマが変わるので終わりが見えません。
そこで、メインサイトに色んなテーマやジャンルをごちゃ混ぜに詰め込むのではなく、途中から特化型ブログを「サブドメイン」で作る方法があります。
サブドメインとは
独自ドメインで取得したルート(本体)ドメイン「(例)example.com」の前に「(例)△△△.example.com」といった任意の文字列(△△△.)を付け足した部分がサブドメインです。
複数のユーザーで利用することもできます。
メインサイトの運営者が、会社と同じブランド名で異なるジャンルのサービスを展開したい時によく使われます。
例えば、このサイトのサブドメインを作るなら次のようになります。
- メインブログ → maako-blog.com
- 投資ブログ → toushi.maako-blog.com(サブドメイン)
- 音楽ブログ → ongaku.maako-blog.com(サブドメイン)
- 料理ブログ → ryouri.maako-blog.com(サブドメイン)
サブドメインのメリット
メインサイトとは別に複数のブログを運営したい場合、マルチドメインで複数のドメインを扱うことは可能ですが、独自ドメインを新規で取得する方法があります。
マルチドメインは、取得するURL毎にドメイン代が発生するのですが、サイトを立ち上げたはいいが継続できない場合はドメイン代が無駄になってしまうことがあります。
一方でサブドメインは、本ドメインを登録しているサーバーから無料で何個でも追加することができます。
レンタルサーバー会社によって取得できる数に制限がある場合がありますので、契約内容を確認しておくといいでしょう。
ブランディング化したい場合にも有利です。
メインで運営しているサイトの知名度によって、複数の異なるサービスやテーマのコンテンツを展開しても、ブランド名で読者や消費者は認識できるようになります。
信頼できる運営元だと分かれば、安心感が得られ購買意欲に繋がります。
アドセンスは新規でサイトを追加するたびに審査を受け合格しなければなりませんが、サブドメインであれば審査なしで追加することができます。
サブドメインのデメリット
メインサイトにサブドメインのURLを掲載して流入を促すことで掲載順位を上げることが可能です。
しかし、メインサイトのアクセス数が元々少ない場合は、検索流入の見込み客は期待出来なくなります。
メインサイトの評価が弱いうちは、サブドメインと並行してドメインパワーを強化する必要があり、当然その分、記事数を増やすための時間や人的費用などSEO対策にリソースが掛かってしまいます。
SSL証明書の発行費用がサーバー会社によって必要になるケースもあるので要チェックです。
通常は各ドメイン数に1つずつSSL証明書を発行します。
複数のサブドメインに対して1枚のSSL証明書だけでSSL暗号化通信を適用できるワイルドカードというものがあります。
ちなみに当サイトで利用しているレンタルサーバーのConoHa WING
メインサイトとなる本体ドメインだけで複数のサイトのアクセス解析をしたいところですが、基本的に1ドメインに対して1つのトラッキングコードが推奨されています。
1つのサイト内に複数のドメイン又はサブドメインに分かれている状態をクロスドメインといいます。
正確にユーザーの行動を分析するにはクロスドメイントトラッキング用のプロパティを作成します。
レンタルサーバーが発行しているドメインを利用している場合、他のサーバーに乗り換えた時にこれまでのドメインが使えなくなってしまいます。
ドメインはレンタルサーバー会社のものであるため返却する必要があり、検索エンジンからの評価がリセットされてしまうリスクがあります。
独自ドメインを利用できるレンタルサーバーであれば、解約後やサーバーを移管しても引き続きドメインを利用できます。
ConoHa WING
サブドメインとサブディレクトリの違い
サブディレクトリはルートディレクトリ(本体ドメイン)の下層に作られたディレクトリのことです。
メインサイトのテーマと同一の場合は「サブディレクトリ」を使い、一つのブランドで異なるテーマのページを作成するときは「サブドメイン」を使います。
サブディレクトリはサブドメインよりも本体ドメインの検索エンジンからの評価を強く受け、SEO評価をそのまま引き継ぐことができます。
サブドメインとサブディレクトリは、基本はURLを何個作成しても追加料金が発生しません。
しかし、サブドメインは、レンタルサーバー会社によってドメイン数に制限があったり、オプション料金が発生することもあります。
まとめ
ブログの記事数が多ければいいというわけではありません。
複数のテーマを扱っていくうちに雑記ブログになっている人は、読者目線に立ってブログは読みやすいか、特化ブログにできそうな記事がないか一度検討してみるのもいいでしょう。
コストを掛けずに複数ブログを運営したい人は、「サブドメイン」と「サブディレクトリ」という選択肢があります。
- メインサイトとテーマが異なるけど全体でブランド化したい場合は「サブドメイン」
- メインサイトのテーマが同一でより専門的な内容を深堀したサイトを作りたい場合は「サブディレクトリ」
どちらがいいか自分の目指す方向性に合った方を選択して決めましょう。